通信制高校への入学と卒業する際の流れや条件について詳細を見ていきましょう。通常、通信制高校への入学時期は4月と10月に設けられていることが多くなっています。入学できる機会が1年間に2度あるということになり、応募の受付期間にいたってはほぼ1年中行なっている学校も多いので具体的なプランが立てやすいというメリットがあります。
■通信制高校への入学・転入・編入について■
中学校を卒業してすぐに入学する場合、もしくは他の高校から転入する場合、そしてすでに高校中退をした人間が編入する場合、その全てのパターンに通信制高校は対応しています。高校からの転入・編入の場合、前の学校で取得した単位等はそのまま引き継がれるので学習内容の重複や時間の無駄がありません。また中学までの義務教育しか受けておらず、現在すでに社会人として働いている人でも高卒資格を取得するために入学することも可能となっているので、年齢制限なども特に設けられていないところが多いのも特徴です。
■卒業ができる条件■
通信制高校は単位制なので一定の単位を取得することで卒業が可能となります。ですので、学年制と違って留年という概念がありません。卒業のために必要な単位数は74単位となっており、レポートや試験、そしてスクーリングによって取得が可能です。そこにさらに学校での行事や活動に参加することでもらえる単位を30以上修得していることと、修業期間が3年間以上であることが加わります。これら3つの条件をクリアして初めて卒業が可能となりますが、通学をしない生徒でも卒業可能なカリキュラムになっているので心配は要りません。
また他の高校から通信制高校へと転入もしくは編入をしてきた生徒の場合、3年間の修業期間には以前の学校に通っていた時期も含まれます。これは単位についても同様です。
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